キャッシュを温存しながらブランドを広げる!――December北田が選んだ「ブランドシェア×店舗まるごとリース」

ご利用いただいたサービス

店舗まるごとリース

December代表 北田 ゆうすけ

業種 美容室
  • #資金調達
  • #店舗選び
  • #店舗展開

Youtubeでインタビューを見る

店舗まるごとリース
導入の背景と効果

  • 課題

    美容師は個人の力に依存する仕事のため影響力に限界があり、キャリアの選択肢も「独立か、組織に残るか」に偏りがちだった。また、地方で存在感のあるサロンをつくるには初期投資が大きく、融資だけで理想の規模の出店を実現するのは難しかった。

  • 解決策

    Decemberは、ブランドを共有しながら店舗展開を行う「ブランドシェア」という仕組みを導入。地方でもDecemberのブランドで挑戦できる環境を整えた。また、出店時には自己資金と「店舗まるごとリース」を組み合わせ、資金負担を抑えながら理想の規模での出店を実現した。

  • 効果

    その結果、地方でもブランドを活かしたサロン展開が可能になり、美容師がブランドを背負って新しい地域に挑戦できるようになった。手元資金を残したまま出店できたことで事業拡大のスピードも維持でき、地域の人が集まる新しいサロンづくりにもつながっている。

店舗まるごとリースについて

東京・渋谷を拠点に支持を集めるDecember。そのブランドが群馬・伊勢崎へと広がりました。
しかも今回の挑戦は、単なる地方出店ではありません。独立でもFCでもない「ブランドシェア」という形での拡張、さらに元・倉庫物件をフルリノベーションする大型移転という、大きなチャレンジです。
December代表・北田さんに、ブランドを広げる思想と出店戦略の裏側を伺いました。

プロフィール

December代表
北田 ゆうすけ(きただ ゆうすけ)さん
大手有名サロンにて店舗代表などの要職を歴任。2018年4月に表参道で「December」をオープン。2020年10月には「laundry」(表参道)を出店し、2023年4月に拡張移転し「December/jingumae」へと展開。2025年2月には群馬県伊勢崎市に「December/ISESAKI」をオープンするなど、ブランドを拡張している。

「アイコン美容師のセレクトショップ」をつくりたい

Decemberのサロンコンセプトを教えてください。

北田さん:僕たちDecemberのビジョンは、「アイコン美容師のセレクトショップ」をつくることです。美容師一人ひとりが特化した技術を持ち、単体でも強い。でもチームとして組み合わさることで、より多様なお客様に対応できる。そういう集団をつくりたいと思っています。

美容師一人の力にはどうしても限界があります。だからこそ、同じ理念を持つ美容師を増やし、ブランドとして広げていくことが必要だと考えてきました。
これが僕がイメージしている「ブランドシェア」の基本的な考え方です。

独立ではなく「ブランドシェア」という選択

ブランドシェアとはどういう仕組みでしょうか。

北田さん:ブランドシェアは、僕たちが創業当初からずっと思い描いていた構想でした。お客様が「東京に来ないとDecemberで可愛くなれない」という業界の構造を変えたい。地方でも、そのエリアを代表するサロンが生まれれば、美容学生の選択肢も広がりますよね。そんな環境を僕たちの力でつくりたいと考えてきました。

群馬県伊勢崎市での展開は、ブランドシェアがようやくカタチになった瞬間でもあります。伊勢崎を任せている石津は、神宮前店を任せていたメンバーです。彼が「群馬で挑戦したい」と言ったとき、正直に言えば、彼自身のオリジナルブランドで独立してもいいと思っていました。

でも彼は「Decemberでやりたい」と言ってくれた。それなら、ブランドを共有しながら挑戦できる形をつくろうと考えました。まさにこれがブランドシェアの一つのカタチです。

独立か、残るか。その二択ではなく、Decemberのブランドを背負いながら広げていく道をつくる。しかも彼は今も週1回東京でサロンワークをしています。伊勢崎で経営を担いながら、東京でも美容師として立ち続ける。これはDecemberのブランドシェアだからこそ実現できる働き方だと思っています。

ちなみにブランドシェア1号店となる伊勢崎店は、実は最初から拡張前提でした。スタートは間借りというミニマムな形でしたが、1年から1年半後に拡張移転する計画を立て、事業計画も作っていたんです。1年間、伊勢崎での運営を実践してみて、手応えがあったので、次のステージへ進むことにしました。

倉庫テナントで目指した“コミュニティの中心”

拡張移転先はどのような考えで決めたのでしょうか。

北田さん:今回選んだのは、元・倉庫の物件です。伊勢崎には美容室が多い。技術や人での差別化は前提ですが、それだけでは埋もれてしまう可能性がある。だからこそ僕たちは、「美容室を出す」のではなく、「コミュニティの中心になる場」をつくりたいと考えました。

広い空間を活かし、人が集まれる複合的な拠点をつくる。ここに来れば何かがある、そう思ってもらえる場所にしたい。群馬が活性化することにも貢献したい。そのための環境づくりが、今回の倉庫リノベーションでした。

融資だけでは実現できなかった理想の規模

拡張移転にあたり「店舗まるごとリース」を活用した理由を教えてください。

北田さん:物件が倉庫だったので、まずインフラ整備から始めなければならなかったんです。浄化槽の整備や電気容量の引き上げ、大型の空調設備の導入、給排水の引き直しなど、ゼロからつくるに近い感覚でした。当然、初期投資の規模も通常のテナントとは比較になりません。

しかも、群馬での実績はまだ1年。金融機関から見れば、十分な実績とは言えないタイミングです。融資だけで全額を賄うことが不可能というわけではありませんが、借入額の上限や審査のスピード、そして何より自己資金をどこまで圧迫するかを考えると、現実的な選択とは言い切れませんでした。

美容室の出店というのは、どうしても手元の資金に合わせて規模を決める傾向があります。「まずはこの広さで」「まずはこの設備で」と、少しずつ始めていく。堅実なやり方だと思いますし、間違いではありません。

ただ、僕たちがつくりたかったのは、単なる美容室ではなく、地域の中で人が集まる拠点です。空間に余白があり、複合的な展開ができて、ここに来ること自体が価値になるような場所。どうしても一定以上のスケールが必要ですし、規模を小さくして辻褄を合わせたくなかったんです。

そのときに現実的な選択肢として浮上したのが「店舗まるごとリース」でした。手元資金を大きく減らさずに済むので、その後の運転資金や次の展開にも余力を残せる。そして何より、スピードを落とさずに意思決定ができる。僕たちにとってリースは、理想を小さくしないための仕組みでもあったんです。

他社リースと比較して見えた決定的な違い

他社のリースとの比較はされましたか

北田さん:他社のリースももちろん比較しました。その中で大きかったのは「制約の少なさ」です。まず、内装業者の指定がないこと。不要な制約条件がないこと。そして、将来の展開を縛られないこと。返済年数は大きく変わらなくても自由度は大きく違いました。

さらに、担当者さんのレスポンスもよかったんです。物件はスピード勝負。その点で安心して進められたことは大きかったです。僕たちを制限で縛るのではなく、「どうすれば実現できるか」を前提に考えてくれる。その姿勢が決め手でした。

今回、自己資金と「店舗まるごとリース」を組み合わせることで、手元資金を残しつつ、スピードも落とさず、理想の規模を実現することができました。「リースがあることで加速できた」というのが正直な感覚です。

ブランドシェアが生む、新しいキャリアモデル

これからの展望を聞かせてください。

北田さん:今回のブランドシェアは、新しいキャリアの提示でもあります。これまで提示できていたのは店長まで。その先に、「ブランドを代表して展開する」という選択肢を示せたことは大きいです。さらに今、渋谷店のスタイリストが伊勢崎に出張し、2拠点でお客様を持つカタチも生まれています。

1週間違う場所で新しいファンをつくり、「あなたがいる日に来るわね」と言ってもらえる関係を築く。2拠点でそれが成立すれば、新しい美容師のカタチになる。ブランドを共有しながら広げていく。これが僕たちの目指す姿です。その中で、今後もリースを活用する可能性は十分にあります。展開していく中で、手残りを増やしながら拡張していく。その戦略の一つとして考えています。

今回の挑戦は、リースがなければ不可能だったとは言いません。でも、スピードも規模も確実に変わっていたと思います。理想を小さくするのではなく、実現する方法を探す。「できない」ではなく、「どうすればできるか」。その選択肢の一つが、店舗まるごとリースでした。

あなたにおすすめの事例

その他の事例を見る