美容室運営を軸に、事業領域を広げながら成長を続ける P.Bグループホールディングス。
その中核を担うAI TOKYOは5年で12店舗へと拡大してきました。物価高や金利上昇といった逆風の中で、なぜ同グループは出店スピードを落とさず成長できているのか。
今回は、P.Bグループホールディングスの鎌形諒さんと、AI TOKYO代表の中島翼さんの2人に「店舗まるごとリース」を活用した出店戦略と、人と組織を育てる経営の考え方について聞きました。
プロフィール

P.BグループホールディングスCEO
鎌形 諒(かまがたりょう)
千葉県出身。エビスビューティカレッジ卒業。OCEAN TOKYOに就職し、最速の2年でスタイリストデビュー。歴代初のディレクターを務めたのち、2020年に退社。渋谷にAI TOKYOを出店。以降5年で12店舗を展開。アパレル事業や不動産事業も手掛ける。

AI TOKYO CEO
中島 翼(なかじまつばさ)
東京都出身。エビスビューティーカレッジ卒業後、U-REALM新卒入社。退社後、AI TOKYOの立ち上げメンバーとして参画。AI TOKYO初の店長に就任し、社内の教育システムや技術向上を担当。現在はAI TOKYO CEOとしてサロンを牽引。
P.BグループとAI TOKYO、それぞれの事業と強み
P.BグループホールディングスとAI TOKYOの事業と強みを教えてください。
鎌形様:美容室運営を軸として、オンラインサロン、ブランドシェア(FC事業)、プロダクト開発、EC、内装施工、不動産まで含めて事業を広げてきました。僕たちの強みは、意思決定が早く、仕組み化やDXが得意なところです。属人的に頑張るのではなく「仕組み化」して、再現性のある形で物事を前に進めることを大切にしています。合理的にリスクを管理しながら、成長スピードを落とさない。それが僕たちのスタンスです。
中島様:AI TOKYOは、メンズとレディースの両軸でブランドを展開しているサロンです。どちらかに特化するのではなく、両方を育ててきたことで、顧客層もスタッフのキャリアも広がってきました。僕が一番の強みだと思っているのは、出店スピードが生む成長機会の多さです。新店舗ができるたびに店長や責任者のポストが生まれ、若いうちからチャレンジできる環境が整います。早く成長できる実感があるからこそ、組織も人も前向きになる。成長を実感できる舞台をつくり続けるサロンです。
物価高・金利上昇の時代、「勢い」だけの出店は通用しない
ここ最近の美容業界を取り巻く経営環境についてどう感じていますか。
鎌形様:今の美容業界は、正直かなり厳しい環境に入ってきていると感じています。物価の高騰によって、内装資材や施工費は数年前と比べものにならないほど上がっていますし、人件費もこれからさらに上昇していくと思います。
加えて、金利も上がり始めていて、融資を前提にした出店や経営は、以前よりリスクが高くなっています。特に出店時は、内装費・保証金・運転資金をすべて背負う形になるため、判断を間違えると一気に経営を圧迫しかねません。だからこそ今は環境変化を前提に、リスクをどう分散し、資金をどう守りながら成長するかを考えることが、経営者に求められている時代だと思っています。
スピードと資金設計を両立する出店判断
「店舗まるごとリース」を活用する理由を教えてください。
鎌形様:僕たちが店舗まるごとリースを導入している一番の理由は、出店スピードと資金設計を両立できるからです。今の環境では、融資だけに頼るとどうしても時間がかかります。銀行融資は早くても半年に一度。スピード感を持って展開したいとき、その待ち時間が大きな機会損失になると感じていました。リースを活用することで、判断から出店までのスピードを落とさず、成長の流れを止めずに済みます。

また、資金調達の面でも大きなメリットがあります。例えば、内装費や保証金といった設備投資をリースでまかない、融資は運転資金や人材投資に使える。融資とリースを分けて設計できることで、手元資金に余白が生まれ、経営の安定性が高まります。さらに月々の固定費が明確なので、損益分岐点を把握しやすく、数字をもとに冷静な判断ができるのも大きいですね。
他社のリースサービスも比較しましたが、それらの多くが売上連動型で、売上に応じてリース料がかかるもので、売れれば売れるほど負担が増える仕組みや、条件が分かりにくいものも多かった。その点、店舗まるごとリースは月々に支払うリース料が一定なので、固定費として扱うことができます。しかも、内装だけリースするとか、保証金だけリースするなど、柔軟に組み合わせられる。今の時代に一番合理的な出店手段かもしれないですね。
出店スピードは上げつつも、初期リスクは下げられる
店舗まるごとリースにはどんなメリットがありますか?
鎌形様:出店スピードを上げつつ、投資リスクを管理できるところだと思います。融資を前提とした出店の場合、融資してもらえるタイミングや、融資が下りるまで審査を待つ必要があり、どうしても時間がかかります。
銀行融資を得られるのは早くても半年に一度くらい。その間に物件がなくなったり、勢いが止まったりすることもある。
リースを使うことで時間のロスがなくなり、「いける」と判断したタイミングで、すぐに次の一手を打てるようになりました。

また、内装費や保証金をすべて自己資金や融資で背負う場合、うまくいかなかったときのダメージはそのまま経営に直撃します。一方、まるごとリースであれば、初期投資を抑えながら出店でき、リスクを限定した形で挑戦ができるわけです。
さらに、万が一、出店後の営業が想定通りにいかなかった場合でも、リースの場合は次のサロン不動産ネットなどを通じて譲渡先を探してもらえるので、融資で出店したときよりも、損失を軽減できるという安心感があります。出店スピードを上げながら、初期リスクは下げる。店舗まるごとリースは、その両立を可能にしてくれた出店手法だと感じています。

中島様:新規出店が教育や組織成長に与える影響も本当に大きいと感じています。新しい店舗ができるたびに、店長や責任者、教育担当といったポストが生まれます。
これは単に店舗数が増えるという話ではなく、若手が早い段階からマネジメントや育成に関わるチャンスが増えるということ。現場で実践しながら学べる環境は、育成において一番の近道だと思っています。
スタッフのキャリア形成という点でも、新規出店は大きな意味を持ちます。出店スピードが速いからこそ、「ここにいれば早く成長できる」「次のステージに進める」という実感を持ちやすい。アシスタントからスタイリスト、さらにその先のキャリアまで、待たされるのではなく、自分でつかみにいける環境が整います。その成長実感が、仕事への前向きさや責任感につながり、結果的にお客様への価値提供にも返ってくる。新規出店は、組織を大きくするためだけでなく、人を育てるための重要な仕組みです。
鎌形様:採用やブランドイメージの面でも、出店スピードは確実にプラスに働いています。僕が24歳で最初の1店舗を出してから、20代のうちに十数店舗を展開し、新規事業やM&Aにも挑戦してきました。その動き自体が「この会社は前に進んでいる」という分かりやすいメッセージになる。勢いのある会社には人が集まるし、挑戦できる環境があると伝わるわけです。
中島様:実際、2024年は新卒・中途を含めて年間約50名を採用しました。ここに来れば早く成長できる、早く次のキャリアに進める、そう感じてもらえているのだと思います。勢いだけでなく、成長の機会が見えることがブランドになり、求職者から選ばれる理由になっています。
これからリースを活用した出店を考えている方へのメッセージをお願いします。

鎌形様:環境が厳しくなっている今、どうやってリスクを抑えながら挑戦を続けるか。「店舗まるごとリース」は、その選択肢の一つです。リースがダサいとか、人の力を借りるのは違うとか、そう思って動けない方がよほどリスクだと思っています。使えるものは使う。その判断ができるかどうかが経営者の力量です。他社のリースとも比較して、納得したうえで、一歩踏み出してみてほしいですね。
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